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2025.03.03雪山のすすめ
先日、ブログネタを探しに鈴鹿山脈の最高峰、御池岳に登ってきました。
ひと昔前に公開されていた「剣岳点の記」という映画、陸軍測量部が剣岳初登頂を目指して三角点を設置する内容ですが、実は平安時代に修験者が登っていた形跡があったというオチ。
その頃、あちこちに設置された三角点は現在でも残っていて、基礎45㎏に本体90㎏。背負って運ぶだけでも大変なのに穴を掘って埋めるとは、まさに常軌を逸した所業。
さてさて、剣岳に結局設置できなかった三角点も実は三等で、最高ランクの一等三角点(本点)の点間距離は約40キロ。こんなに離れて測量できるのか、快晴でどこまでも広がるパノラマから一等三角点の山をご覧の上想像してみてください。
①雪山が綺麗な写真は、北方面で中央が伊吹山です。
②真ん中の写真は南方面で中央少し左に御在所岳。この間が44キロです。
③最後に樹氷が見える写真は参考の東側。奥に小さく見える雪山が御嶽山で125キロ先。その右に木曽駒ケ岳で143キロ先です。
相当精度の良い望遠鏡があったに違いありませんね。